すべての会社が「『鬼滅の刃』レベル(のクオリティ)を目指す事」が、「『鬼滅の刃』のような見た目のアニメを量産させる事」に繋がらない事を祈ります。それではアニメーションの多様性を失いかねないです。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
(『鬼滅の刃』が映像クオリティとして優れているのは前提として)今期で言えば『王様ランキング』がクオリティ面では『鬼滅の刃』に負けずとも劣らない、純粋にアニメーション作画的には『鬼滅』以上に高度なアプローチを行っている稀有な作品だとと委員長的には思います。しかしどんなに優れた事を
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
していても『鬼滅の刃』のようにまで撮処理等で画面をうるさくさせないと「観客がクオリティが高いと思われない」「『鬼滅の刃』のような見た目じゃない画面のアニメは全てクオリティが低い」という価値観に世間が染まる事を委員長は危惧しています。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
元に視聴者の価値観の狭さがアニメ作画の多様性を失わせる自体は起こっています。かつては各話作画監督ごとに個性が発揮され、毎回違った楽しみ方が堪能できました、しかしそういった作画監督ごとに違いや個性はインターネット言論の発達により視聴者から「作画崩壊」のレッテルを貼られ、
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
「制作上のエラー」だと断じられ、結果、キャラクターデザインの忠実さのみが価値基準であるかのような事態になり、結果、1話数におびただしい数の「作画監督」が設定画の表情に合わせる事だけに注力した世の中になってしまいました。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
すでに「作画」の「監督」という肩書は有名無実化しています。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
(補足:現在でも『クレヨンしんちゃん』等、極一部の作品のみ作画監督の個性が現場的に許される作品はかろうじて存在します。)
そのため、アニメ作画はかつての作品群よりも多様性を失わせる方向に舵を切ったと言わざるを得ません。無論、次世代アニメーターの台等で得たものも多いです。しかし失った物も少なくは無いはずです。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
それは視聴者の価値観の狭さが生んだ分断だと委員長は思っています。ちょっとした事で「クオリティ」の基準を無下にして「作画崩壊」のレッテルを貼って火をつけて炎上させる、物知らずの自称アニメファンのせいだと委員長は思っています。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
それを防ぐためにはアニメファンは作画に詳しくなくてはならない、アニメーターを知らなければならない、アニメーションの歴史を体系的に学ばなければならない、作画マニア・作画オタクにならなければならないと委員長は考えています。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
白状しますと委員長は『母をたずねて三千里』の初見時、そのクオリティの高さに気がつく事ができませんでした。しかしその後、作画マニアの修行を積み、別け隔てなくアニメーションを鑑賞し、しっかりした価値基準を蓄えた上で改めて同作を視聴した所、TVシリーズでここまでクオリティを高めたアニメが
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
あったのかと驚愕しました。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
第2話(制作順としては一番最初に着手された話数)でマルコがジェノバの街を駆け抜けていく一連の宮崎駿さんによるレイアウト、委員長の心は鷲掴みにされました。そしてそのクオリティが落ちる事なく最終話まで続いた事に奇跡のような作品だと痛感し、
なおかつ最初に観たときにこの事に気が付かなかった事を心から恥じました。ですがそれは委員長が作画知識を蓄えたことによる成長でもあると実感しました。知識が無ければ正当な評価ができない、そして知識の無い者の評価は正当では無いと、委員長が強く心に思い留めた一件でした。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
だから全てのアニメ視聴者には作画マニア・作画オタクになって欲しいのです。今のアニメ作画に多様性が無くなったのは、多様性を良しとしないアニメ視聴者の責任でもあると思うのです。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
だからアニメを観る人は例外なくアニメ作画マニアになって頂きたいのです、そうでなければアニメーション表現そのものが多様性を失って行きます。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
もう一度言いますが『鬼滅の刃』のようなクオリティを目指すことと、『鬼滅の刃』のような見た目の画面を真似るのに腐心する事を混同しないでほしいと、一視聴者の立場から表明させて頂きます。
— 作画を語るスレ公認巡回委員長 (@sakuga_thread) February 12, 2022
話が古いが「おジャ魔女どれみ」や「夢のクレヨン王国」、「ハレグゥ」なんかは作監毎に味があって、それがまた楽しみだったりするんだけど、ワンクール勝負の昨今のアニメだと、そういう楽しみ方が難しいかもね。
— まるぺ総務課 (@JXOHS1Q4vW5aeBK) February 13, 2022
漫画も画風がたくさんあるように、アニメもたくさんの型が必要と思います。リアル方向、とにかくお話を見せるもの。さまざまあっていいと思います。藤子・赤塚系の作品も出て来て欲しいですよね。新規作品として。
— ロヒミフ・エリイ@オス (@chomifoo) February 13, 2022
いちばん最初のセーラームーンはうさぎちゃんの顔が毎週違ってたけど、髪型と声でうさぎちゃんて判別できるし、どの絵のうさぎちゃんも可愛くて好きだった。(そういう話で合ってます?)
— すみれ (@sumiresngk) February 13, 2022
作画監督別のキャラクター表とか見るの結構楽しいよね pic.twitter.com/22XBgJcqLw
— 名無しの権兵衛 (@nameless070113) February 13, 2022
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多様性を謳うならそういう部分から作家の独自性に委ねなきゃ駄目なんだけど、それで異様にマニアックな画風やバッドエンドを持って来られても困るのよ。じゃあそれで営業成績悪かったらどうするの? って言われるからね。
初めっから「3億投資の5億リターンでいい(3億ドブでも構わん)」みたいな割り切った実験作でもない限り多様性なんて求められないよ。昨今はそういうのが難しい世相だから、いっそ興行作品としては端っからやらない方がいい。
オタクニュース
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