和名ヘラジカ(箆鹿、Alces alces)は、哺乳綱偶蹄目シカ科ヘラジカ属に分類される世界最大のシカ。本種のみでヘラジカ属を形成する。別名オオジカ。

頭胴長2.4-3.1m、尾長5 - 12cm[4]。肩高1.4-2.3m。体重200-825kg、または1,043kg[5]。1,120kgという記録も残されているが、正確性は定かではない[6]。現生のシカ科では最大種であり、地球史上最大のシカであるヘラジカの仲間 Cervalces latifrons や北米大陸史上最大のシカであるヘラジカの仲間 Cervalces scotti には若干劣るが、ギガンテウスオオツノジカよりも体重があり、現生では二番目に大きなワピチよりもはるかに体躯がある[7]。

現生では、北方に生息する偶蹄類でも最大級の動物であり、最大級の個体はバイソン属の現生種よりも体高がある。雄の成獣は箆のように平たい角を持つことが和名の由来。角は大きく、最大で200cmを上回る。

吻端は長くて太く、雄の咽頭部の皮膚は垂れ下がっている。これを肉垂という。唾液には植物の成長を促す成分が含まれている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘラジカ