顔に似合わず繊細な梶井基次郎には好きなエピソード多い。 pic.twitter.com/rdHMixMLoa
— 進士 素丸 (@shinjisumaru) October 17, 2020
湯ヶ島を散歩していて、川の流れの激しいところを通りかかったとき、誰かが「こんなに瀬の強いところでは、とても泳げないなァ」と言った。すると梶井が「泳げますよ、泳いで見ましょうか」と、さっと着物を脱いで飛び込んだ。「この人は危い、と私が思った最初でした」
— 進士 素丸 (@shinjisumaru) October 18, 2020
『私の文学的回想記』宇野千代
梶井基次郎は顔に似合わず生活様式がおしゃれ。
— 進士 素丸 (@shinjisumaru) October 18, 2020
紅茶はリプトンのグリーン缶、バターは小岩井農場、丸善で買った文具や仏製の高級石鹸、ポマード、珈琲挽きなど西洋雑貨を楽しんだ。銀座でフランスパンを買いカフェー・ライオンでビフテキ。
そして梶井の棺には遺言により茶の葉が敷き詰められました。
始めて会った梶井は、骨っぽい印象の、精悍な若者でし た。「よく、墓次郎と間違へて書く奴があるんです」話し出すと、眼を細くして笑ふのが癖でした。
— 進士 素丸 (@shinjisumaru) October 18, 2020
『 私の文学的回想記』宇野千代
そんな梶井基次郎の特技は「セミの鳴き真似」
— 進士 素丸 (@shinjisumaru) October 18, 2020
「ミンミンゼミの鳴き真似も巧く、鳴き声の抑揚が真に迫っていた時はまるで本当のミンミンゼミになっているようだったという…」
『ユーモラスな面影』丸山薫
失礼します。大学時代に梶井基次郎のエピソードを知り、宇野千代への片想いが切なかったなあ、と思い出しました。千代にしてみたら、うぶで不器用で可愛い子くらいの姉的目線だけれど、基次郎は真剣に千代が好きだった。手を、のエピソード、基次郎のありったけの告白で勇気だったんでしょうね。
— 高野悠 (@harukatakano12) October 18, 2020
若くして肺病を患い、いつ死ぬかもわからないと、死が常に身近にあった梶井にとって恋愛とは踏み込めない領域だったのかもしれないですね。そして精一杯に出た言葉が「手を握ってくれますか…」だったと。
— 進士 素丸 (@shinjisumaru) October 18, 2020
さすが梶井基次郎🍋!果物ネタが多い!!そしてリンゴかじったの三好達治🤣と笑いながら読んでいたら…宇野千代さんとのお話に泣けてきました😭宇野千代さんの男性遍歴の中に梶井基次郎が登場することに驚いていたんですけどこのエピソードを読むとその繊細さが男前な気がしますね。
— ミミミミミー (@mi_gogo77) October 17, 2020
梶井の友人である中谷孝雄は宇野千代と梶井について「梶井の生涯におけるそれが唯一度の厳粛な恋愛だったと信じて疑わない」と書いています。
— 進士 素丸 (@shinjisumaru) October 18, 2020
結局関係を持たなかった二人ですが、宇野千代は梶井の純粋さを汚したくないと思っていたんじゃないかなと想像してしまいます。
梶井基次郎が宇野千代と関係があったとは驚きです。
— どんぐり子 (@tokinotsukai) October 17, 2020
今は亡き知り合いのばあさんが、帝劇を見に行ったら大きなつばの帽子に派手な洋装した人がいて、よく見たら宇野千代だったと話してくれた事を思い出しました。
梶井と宇野千代は伊豆で川端康成の紹介で知り合います。男女の関係ではなかったと宇野千代は言ってますが、2人のことは文壇でも噂になり千代の旦那の尾崎士郎の耳にも入り、尾崎士郎と梶井は乱闘騒ぎを起こしたことも。
— 進士 素丸 (@shinjisumaru) October 17, 2020
宇野千代を目撃されるとは。帝劇での宇野千代はとても目立ったことでしょうね。
オタクニュース
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