高校に入った時、文芸部に入ろうと思ったら存在してなかった。かつては存在していたらしいがお取りつぶしになったという。理由を聞いたら「部室で火炎瓶作ってた」というとても文学的な理由だった。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) 2020年2月7日
ああ、どうりで図書室の世界思想全集の「マルクス」が箱だけで中身入ってないわけだと思ったことだよ。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) 2020年2月7日
で、文芸愛好会からスタートしたよ。クラスの友人数名に声かけてさ。予算は初年度五千円。場所は放課後の空き教室。でも、屋上のペントハウスの余り机や椅子が転がってるスペースがたむろ場所だった。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) 2020年2月7日
顧問の先生が、中古の型落ちのワープロ「東芝ルポ」を手に入れてくれて、それで会誌作り始めた。ちなみにこのルポ、原稿が保存できないし文字も横並びにしか印字できないほぼタイプライター。それでも縦打ちした。一字打って改行という荒技で。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) 2020年2月7日
一字打って改行という荒技で強引に縦並びにした文章を紙からカッターで切ったものをノリで台紙にはっつけて、会誌作った。北大そばの7円コピーで印刷したものを家で製本してホチキスで止めた。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) 2020年2月7日
この「東芝ルボ」を使えたのもやっと第3号から。第1号と第2号は手書きだった。私は悪筆で、自分の字を読むのがとにかく苦痛だった。この辺の経験から、いずれワープロを自分でも手に入れなければと決心したっけ。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) 2020年2月7日
顧問の先生が高文連が文芸コンクールってのを始めるみたいだぞと教えてくれて、会誌に載せた小説をリライトして送ってみた。ある朝、教室にいたら顧問の先生が駆け込んできた。「おい、大変なことになったぞ」 受賞したらしい。焦る。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) 2020年2月7日
これが高文連の第1回文芸コンクールである。小説部門の最優秀賞と文部大臣奨励賞なるものを頂く。後に少年サンデーの原作大賞をもらうのも第1回だった。どうやら私は第1回に強いらしい。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) 2020年2月7日
余談ながら、この賞は「響 小説家になる方法」で主人公の鮎喰響が応募して受賞する高校文芸コンクールのモデルである。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) 2020年2月7日
今はもう遠くなった時代だけど、時々思い返す。屋上のペントハウスに転がる余り机や椅子に座って屋上を叩く雨の音を聞きながら非生産的でとりとめもない馬鹿話をして、そして四百字詰め原稿用紙に必死になんか刻み込もうと足掻いていたあの日々。かけがえのないものだったよ。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) 2020年2月7日
すてきな話です。情景が目に浮かびます。
— ゴゴゴ (@daigorism) 2020年2月8日
うちの高校、化学部の先生が爆弾作って他校に持ち込んで懲戒免職になってました。
太陽を盗んだ男の影響かしら🤣
— どなSunshine (@donna3shine) 2020年2月8日
初めまして、高校で文芸部だった者です。
— million(一つ、二つ、たくさん) (@million1211) 2020年2月8日
部室で電気ポットで湯を沸かして紅茶を飲むのが習慣だったのですが、「高校生らしくない」との意味不明なクレームでポットを没収されたため、仕方なく山男な後輩が白灯油コンロを持ってきてそれで紅茶を入れていました。
クレームをもらわないよう室内で!
せめて「檸檬」を持って書店に行くくらいにしないと。
— ヤノケン (@yanoken_tus) 2020年2月7日
部室で火炎瓶というパワーワード……そしてそれをサラリと忘れるくらいに引き込まれるツイートの文章……
— ミズ (@mzirmk) 2020年2月8日
あぁ、文学部でそんな事やったら
— クリスマス・ピポ (@christmaspipoSG) 2020年2月8日
「おとり潰し」もやむを得ないですね
(理化部化学班でした)
なるほど、実際は「運動部」だったというわけですね。
— 炊飯器@ラバウル提督 (@KeisanNight) 2020年2月8日
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